新型コロナウイルス(COVID-19)パンデミックの世界的な猛威はいまだかつて経験したことのないものです。企業は、この絶え間ない変化と混乱の時期を生き残るために、エンドツーエンドの戦略を理解、分析、方向転換するために急激な動きを発しています。 マッキンゼーやベイン・アンド・カンパニー などの大手戦略コンサルティング会社では、反応から行動への移行に関するベストプラクティスなどの最新情報を定期的に公開していますが、そのすべてにサプライチェーンへの投資の強化が含まれています。
日々の状況が非常に不確実である場合であっても、確かなことがひとつ残っています。サプライチェーンのミスアラインメントをいかに速く検出し、計画をいかに速く修正するかということは、危機を乗り越えてビジネスを成功に導くために不可欠です。 例えばユニリーバ、フォード、メルクなど、世界で最も大きく最も複雑なサプライチェーンのクラウドプロバイダーとして、RapidResponse®プラットフォーム上の活動が大幅かつ持続的に急増しているのを過去数週間にわたって見てきました。
サプライチェーンにおける俊敏性は、このような時代で行使される主力要素となるのです。 経営幹部とサプライチェーン担当者は、サプライチェーン全体について、1日単位、時間単位、分単位で、複数かつ相互依存のシナリオに対する最善の行動方針を分析および決定しています。
現在はCOVID-19に関して迅速かつ確実な意思決定を行えるようにお客様を支援していますが、キナクシスはこれまでハリケーン、地震、病気、サイバー攻撃、金融危機、戦争に起因するあらゆる種類の混乱を支援するためにお客様に利用されてきています。 最近では経営幹部とサプライチェーンリーダーの両者に向けて現在の状況下における5つの混乱対応ベストプラクティスを公開しました。
COVID-19による現在の混乱に関して、キナクシスのお客様は、RapidResponseプラットフォームを使用してすぐにそして積極的に行動してサプライチェーンの危機を乗り越えてきています。いくつかの興味深い統計と観察を紹介します。
- お客様は世界規模で対応しています。キナクシスクラウドサービスを使用しているサプライチェーンの実務者は全大陸、75か国以上にいます。最初はヨーロッパで、次に米国で、通常よりも高い利用率が観察されました。利用量において最も大きな増加を見せたのはドイツでした。今四半期に利用量が20%以上減少した唯一の場所は、製造中止の影響を受けた中国でした。
- 産業への影響は分野ごとに異なります。最初に、中国のサプライヤーに依存する、ハイテク垂直型顧客による使用が急増しました。アウトブレイクが拡大するにつれ、ライフサイエンスや消費者製品などの他の業種の活動が増加しました。これは、医薬品、医療製品、消費者用クリーニング用品、その他の消費者の主だった必需品などの重要な製品需要の急増にサプライチェーンが対応しているからです。
- この動的な状況に対応すべく新しいシナリオでより多くのサプライチェーンが協力しているため、キナクシスにアクセスする人々の利用率は今四半期で33%以上増加しています。支援するために、キナクシスは非常事態期間中、無制限のレポートアクセスをお客様に無料で提供しています。
- シミュレーションシナリオの数は2倍に急増しています。第1四半期には100億を超える計画評価計算が行われました。 キナクシスの顧客は、エンドツーエンドのサプライチェーンの完全なロスレスデジタルツインを作成し、経営、財務、サプライチェーンの主要な指標の予測や結果をイメージできるwhat-ifシナリオを実行しています。
世界中で何百万もの人々に不確実性と恐怖を生み出している現状を私たちは理解しています。しかし、ここで挙げたデータポイントは、世界全体、特に私たちのお客様が基本的なニーズを確実に満たすために熱心かつスマートに対応していることを一層証明するものでもあります。キナクシスのRapidResponseは、あらゆるタイプのサプライチェーンの混乱に迅速に対応するように設計されており、不確実性が確実になった場合に、超俊敏性を必要とする企業と引き続き提携していきます。 キナクシスのコンカレントプランニングの背後にある考え方とビジネス上の利点をよりよく理解していただくために、経営幹部向けのeBook をご用意しています。
COVID-19に対するキナクシスの対応について詳しくは、こちらの ニュースページをご覧ください。
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